ますます有名になってきた『セロトニン』という脳内ホルモンは、実は、私たちの身体の中に住んでいる腸内細菌が作ってくれています。
体内で生成されるセロトニンは約10mg、9割は腸内に、残りの1割は脳にあると言われます。材料はトリプトファンというアミノ酸です。普通に食事を摂っていれば不足することのないアミノ酸です。
セロトニンが少ないと、イライラややる気が出ない、落ち込む、酷い場合はうつ病の症状を引き起こします。
材料のトリプトファンが多い食べ物は
大豆
卵
乳製品
赤身の魚(マグロ・カツオ)
バナナ
が代表的です。
トリプトファンからセロトニンを作るためにはビタミンB6とマグネシウムが必要です。
オススメは納豆(卵かけ)ご飯とお味噌汁。ビタミンB6,マグネシウムも補充できます。
一粒ひとつぶよく噛んで味わっていただきます。
そして毎日の生活スタイルでも増やすことが出来ます。
そして、これができていないとセロトニンが減ってしまうことがあるということです。
もしもあなたが今、1日で『幸せだな〜』と感じることを忘れていたら、以下のことをもう一度確認してみてください。
・太陽に当たっているか? 朝日に5分、これで十分です。昔の人はお天道様に手を合わせて感謝や祈りを伝えていました。日中は、窓際の場所で作業をしたり、外を眺めたり積極的に日の光を感じて下さい。曇りの日でも30分程度屋外で過ごせれば十分です。
・身体を動かしているか? リズミカルな運動でセロトニンが増えます。ウォーキング、ランニング、サイクリング、屋内で踏み台昇降、音楽に合わせてステップを踏む、なんでもオッケーです。私たちは本来、農耕民族で外でしっかり労働をしていました。
・呼吸は深く出来ているか? 人と話したり、歌を歌ったり、大声で笑ったり、腹式呼吸や横隔膜を上下に動かすことでセロトニンが増えます。
・ご飯をよく噛んでいるか? よく噛むことは腸の働きを高め、脳の活性化に繋がります。よく噛むことが腸の負担を軽くすることは”腸を鍛える”で説明しています。
これらは毎日のことです。二世代前の人々の生活は当たり前にこれが出来ていました。
是非、習慣にして、いつも幸せを感じましょう。